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思わず読みたくなる“目を引くタイトル”が韓国人の間で話題!「タイトル買い」したくなるビビッとくる題名の本とは?

思わず“タイトル買い”してしまうと韓国で話題の本をご紹介。

カルチャー

外見の魅力に惹かれて商品を買う“パッケージ買い”。

本を買うときには、タイトルが大きな判断材料になるという方も多いのではないでしょうか。

そこで今回は思わず手に取りたくなるような題名の韓国の本を厳選してみました。

普段本を読まないという方も、ぜひこの機会にチェックしてみて下さい。

나는 나, 엄마는 엄마(私は私、お母さんはお母さん)

理想的な親子関係とはなんだろう。韓国ではお母さんと親しい友達のようになんでも共有し、ぴったりと寄り添ってくれる娘を“よくできた娘”と称賛する傾向があります。

しかし、娘の立場ではどうでしょう。家庭を築いたり、社会生活をしている娘にも多くの事情があるのは当然。

“よくできた娘”の役割を果たせなかった時、苦しいと感じることはありませんか。

この本は、親子関係が苦しまざるを得ない理由を逆算し、上手く親子関係が築けるような方法を提示してくれます。

参照元:

実は、この本は日本人の加藤伊都子さんが書いた『私は私。母は母。〜あなたを苦しめる母親から自由になる本』の韓国語バージョン。

参照元:

https://post.naver.com/viewer/postView.nhn?volumeNo=27229155&memberNo=5184&navigationType=push

韓国では母と娘が題材になった本が少なくなく、韓国ドラマでも母と娘の日常をクローズアップされた場面も多くあります。

日本語で読むことができるのでぜひ読んでみては。

그 순간 최선을 다했던 사람은 나였다(この瞬間、最善を尽くしたのは僕だった)

キム・ヒヨン著『그 순간 최선을 다했던 사람은 나였다(この瞬間、最善を尽くしたのは僕だった)』文学工房出版/2018年12月14日

10代、20代前半で夢を見ていた人たちがいつの間にかその夢を放棄してしまうのが普通です。

そんな時に、“自分、何やってるんだろうなぁ。”と先が見えなくなる時、不安になるときに読むのがおすすめ。

再スタート、リセットすれば良いよと教えてくれる本です。

韓国では20代半ば、就活中や新社会人、人生のターニングポイントを探している方に推薦されていて、最善を尽くしているつもりでも中々チャンスが来なくて悩んでいる時に元気付けてくれます。

残念ながら日本語バージョンがありませんが、韓国語が読める方はぜひ読んでみて欲しい一冊です。

지쳤거나 좋아하는 게 없거나(疲れたか、好きなことがないのか)

クルペウ著『지쳤거나 좋아하는 게 없거나(疲れたか、好きなことがないのか)』カン・ハンビョル出版/2019年9月4日

まず、著者の名前に目が行きます。クルペウ=文章俳優という意味なのですが、1988年生まれのキム・ドンヒョクさんという男性で、SNS上で書いていた文章が人気になって、本を出すようになったそう。

タイトルは癒し系の雰囲気が漂っていますが、読んでみると意外とそうでもありませんでした。

クルペウさん自身の経験についても書いているのですが、なかなかの苦労者。

「8ヶ月で8千万ウォンを稼いだこと」という話があります。8ヶ月で8千万ウォンがすごいというよりも、その過程がびっくりしました。

25歳で事業に失敗して3千万ウォンの借金が残り、地元を離れてソウルへ上京。

紆余曲折を経て、餅売りを始めますが、ほとんど売れないまま8ヶ月が経ちます。

そこにある会社にスカウトしてきた方がいて、他にやりたいことがあると断ったら、そのスカウトしてきた会社が大成功したという話。

参照元:

https://blog.naver.com/jung_plan/110131502727

もし、断っていなかったら、その会社の社長だったかもしれないという惜しいことを逃した経験から、「あなたも私も花を咲かせられる。あなただけの素敵な人生の時間が詰まった花を」という言葉で締めくくられます。

情熱を注いでやった何かは、その時失敗に思えても、必ずしも失敗でないということを教えてくれ、「あまり悩まずたった一度の人生を自分が好きなことをたくさんやりながら生きましょう」という言葉が若者に刺さったことで人気になりました。

現在は日本語の書籍は販売されていませんが、日本の出版社と契約を交わしたそうなので、日本語バージョンが見られる日も近いです♡

그래도, 사랑(それでも、愛)

チョン・ヒョンジュ著『그래도, 사랑(それでも、愛)』チュンアンブックス/2013年9月23日

過ぎ去った愛は許して、近づいている愛、そして現在の愛を大切にという話。

人気ラジオ番組のメイン作家としている、チョン・ヒョンジュ作家のエッセーで、こちらの本は初版が2013年にも関わらず、現在も多くの方に読まれているロングベストセラー。

数多くの「愛」に関する話を綴っていて、共感できることも多いはず♡

また、この本は短編エッセイのような短い話がたくさん詰め込まれているので、一気に読む必要がありません。また、韓国語を勉強している方にちょうど良い文章量です。

参照元:

https://m.post.naver.com/viewer/postView.nhn?volumeNo=6575008&memberNo=31724756&vType=VERTICAL

この本を読むと、辛かった恋をしたあなたを勇気付けてくれたり、次いつか来る恋に期待できるようになったり、今あなたの側にいてくれる恋人への感謝や大切さを感じるきっかけになってくれるでしょう。

「恋愛」や「愛」がテーマの本を読んでみたい方にはこの本をおすすめします。

惹きつけられる“タイトル”の本がたくさん!

韓国ではエッセイ本をたくさん読む文化があり、お気に入りの箇所をSNSであげる人も多くいます。

そんな文化があるからこそ、本の表紙やタイトルは大事。

今回ご紹介した本は韓国語が多いですが、ぜひ韓国語の習得を兼ねて読んでみては。

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