整形は当たり前？韓国は、日本よりも“外見重視”と言われるそのワケ。

外見重視の韓国

日本よりも美意識が高いと言われる韓国。

女性は整形や肌管理のために皮膚科に通ったり、男性はジムで自己管理をしている方が多い印象。

そのため、日本よりも外見重視と言われています。

今回は、韓国が外見重視と言われるその“ワケ”をご紹介していきます。

WEB漫画『外見至上主義』

韓国では現在、漫画は携帯などで読むデジタルコミックが主流になっています。

そんなWEB漫画の中には、外見のことをテーマにした『外見至上主義』という作品もあるんです。

『外見至上主義』は2014年に韓国のNAVERサイトで連載を始め、日本語でも連載を始めるなど人気を集めていました。

あらすじとしては背が小さく、太っていることでいじめられていた主人公が、突然誰もが羨むイケメンの体を持つもう1人の自分を手に入れ、奇妙な二重生活を始めるという内容。

イケメンと不細工、2つの視点から見た人々の対応の違いなどが漫画内では描かれていて、やっぱり人間は外見が重要であるという価値観が作品の中にあると言われています。

韓国では外見至上主義を肯定しているなどの批判もありますが、この作品が作られた背景には少なからず韓国の外見を重視する文化が関わっているのではないでしょうか。

電車や地下鉄の広告

日本の電車内では、他の商品などに比べ脱毛の広告が多いですよね。

韓国の電車内で1番見かけるのが、美容整形の広告！

地下鉄の駅内にも沢山の整形外科の広告が設置されていて、韓国旅行の際に見かけた方も多いのでは？

日本で脱毛することがポピュラーなほど、韓国では整形が身近な存在なんです。

また高校生など未成年の時から整形する方が多く、卒業アルバムに綺麗に写るために整形する人もいるんだそう。

卒業アルバムは一生残るものではありますが、日本では化粧で綺麗に見せようという考えのほうが大きいですよね。

優れた外見も就職時のスペック

メスを入れる整形以外にも肌管理やボトックス、フィラー（ヒアルロン酸）など美容施術を行う女性が多い韓国。

そこまでして自分の美を高めていこうとするのには理由があり、就職活動の時に有利になるからなんです！

韓国の求人サイト「사람인（サラミン）」が行った調査の結果によると、求職者たちの74.8％が“外見もスペックだ”と考えていることが発表され話題になりました。

外見もスペックだと実感した瞬間としては「外見が優れている人に対して、質問が集中した時」、「書類審査に受かっても面接すると不採用になる時」、「外見に関する質問を受けた時」など。

優れた外見を持つ人と、自分への対応が異なると外見もスペックだと感じてしまいますよね。

また就職ポータルサイト「커리어（キャリア）」が求職者を対象に行った、「就職活動中の容姿による差別経験」に対してのアンケートでは以下のような結果が出ています。

求職者の78.4％の人が、「志願したい会社の募集要項に“容姿端麗”、“好感を持てる外見”など外見を重視する文章を見たことがある。」と回答し、このうち21.5%は「外見に自信がないので志願しなかった。」と答えているんです。

韓国は日本よりも就職難と言われ、TOEICの点数など高学歴であることが求められていますが＋αで外見も必要な状況にあります。

その為、美容整形やジムに通うなど自身の外見を磨く方が多いのかもしれません。

まとめ

今回は韓国が日本よりも外見重視と言われるその“ワケ”をご紹介しました。

ボトックスやフィラーなど美容施術を含め、整形することへの抵抗があまりなく、外見が就職にも影響を与えるという点から、外見を磨き、ビジュアルを重視する方が多いようです。